日本取引所グループは、2017年11月1日から実施していたRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の試験導入を完了し、今後、市場監視業務や各種申請業務を中心に、業務プロセスの見直しやオペレーションの高度化に着手する。同グループのRPAツールの導入、技術支援、ロボット開発におけるガバナンス体制の構築、ロボット開発の研修などの支援を行ってきた日本IBMが6月25日、発表した。
同グループでは、業務プロセスに対する非常に高い品質が求められており、今回、全社で300を越える業務の棚卸しを行い、その中から、自動化対象業務を選定した。また、日本IBMの支援を受け、ツール開発者向けの技術研修や、利用部署の業務プロセス設計者向けの説明会を実施し、業務プロセスのデジタル化を進めている。