Amazon Web Services(AWS)は米国時間6月29日、Formula One Group(Formula 1)が大部分のインフラをオンプレミスのデータセンターからAWSへと移行すると発表した。両社はFormula 1のレース戦略や、データ追跡システム、デジタル放送の強化に向けて協力していくという。
Formula 1はこの移行により、自社のクラウドおよびデジタル変革戦略の一環として、AWSの機械学習(ML)サービスやデータアナリティクスサービスを標準に据えていく。
またFormula 1は、AWSのエンドツーエンドのMLサービスである「Amazon SageMaker」も使用し、「Amazon DynamoDB」や「Amazon Glacier」上の過去60年以上におよぶレースデータを用いて深層学習(DL)モデルを訓練していく。これらのデータは、同社が結果を予測するために活用できるレースのパフォーマンス統計を得るうえで役立つはずだ。同社はサーバレスコンピューティングサービス「AWS Lambda」や、動画に関するワークフローに役立つ「AWS Elemental Media Services」も活用するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。