Google Cloudの最高執行責任者(COO)、Diane Bryant氏が退職したことを米ZDNetに認めた。Bryant氏の離職はBusiness Insiderが最初に報じたもので、Googleに入社してわずか7カ月でGoogleを去ることになる。
Googleの代表者は声明文で、「Googleでの(Bryant氏の)貢献に感謝しており、次の仕事での成功を願っている」と述べている。
Bryant氏は2017年にGoogleには入社したが、それ以前にはIntelに25年間以上勤務し、データセンターグループのトップを務めた経歴を持つ。Intelでは、約4年にわたって最高情報責任者(CIO)を務めた経験もある。GoogleがCIOに訴求し、エンタープライズ分野で売り上げを拡大する上で、Bryant氏の技術的な知識と顧客との協業における経歴が寄与するとみられていた。
クラウドインフラ市場におけるリーダーはAmazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureと考えられているが、Google Cloud Platform(GCP)は、特に機械学習で差別化を図ろうとしており、CIOにとって実用的な選択肢とみなされている。Gartnerは2018年版のIaaSのマジック・クアドラントで、GCPを、AWSとAzureに続く「リーダー」カテゴリに位置付けていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。