Intelは米国時間7月3日、同社の視覚処理ユニット(VPU)「Intel Movidius」が百度(バイドゥ)のカメラ「Xeye」に搭載されると発表した。Xeyeは人工知能(AI)を活用する、小売業者向けの新製品だ。
またバイドゥは、中国の北京で現地時間7月4日から開催しているAI開発者向けイベント「Baidu Create」で、AIを活用する他のさまざまな製品やサービスにIntelのテクノロジを用いていくと発表した。
Xeyeは「Intel Movidius Myriad 2」VPUと、Baiduの機械学習(ML)アルゴリズムを組み合わせ、人の検出だけでなく物体やジェスチャーの分析を可能にすることで、小売店舗におけるパーソナライズされたショッピングエクスペリエンスを創出するための製品だ。
さらにバイドゥは、IntelのFPGA(Field Programmable Gate Array)技術を用いて、「Baidu Cloud」上でワークロードの加速化サービスを提供する。また同社の深層学習(DL)フレームワーク「PaddlePaddle」を「Intel Xeon Scalable」プロセッサ向けに最適化した。
これらに加えて、両社は自動運転車向けの安全システムの商用化を目指す新たな提携を発表した。バイドゥは同社が主導するオープンソースプラットフォーム「Project Apollo」に、Intel傘下のMobileyeの「Responsibility Sensitive Safety」(RSS)と呼ばれるセーフティモデルを統合し、商用配備するとともに、「Apollo Pilot」プログラムの商用化を計画している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。