バイドゥ、インテルの「Movidius」VPUを小売業者向けAIカメラに搭載へ

Stephanie Condon (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2018-07-05 11:01

 Intelは米国時間7月3日、同社の視覚処理ユニット(VPU)「Intel Movidius」が百度(バイドゥ)のカメラ「Xeye」に搭載されると発表した。Xeyeは人工知能(AI)を活用する、小売業者向けの新製品だ。

 またバイドゥは、中国の北京で現地時間7月4日から開催しているAI開発者向けイベント「Baidu Create」で、AIを活用する他のさまざまな製品やサービスにIntelのテクノロジを用いていくと発表した。

 Xeyeは「Intel Movidius Myriad 2」VPUと、Baiduの機械学習(ML)アルゴリズムを組み合わせ、人の検出だけでなく物体やジェスチャーの分析を可能にすることで、小売店舗におけるパーソナライズされたショッピングエクスペリエンスを創出するための製品だ。

 さらにバイドゥは、IntelのFPGA(Field Programmable Gate Array)技術を用いて、「Baidu Cloud」上でワークロードの加速化サービスを提供する。また同社の深層学習(DL)フレームワーク「PaddlePaddle」を「Intel Xeon Scalable」プロセッサ向けに最適化した。

 これらに加えて、両社は自動運転車向けの安全システムの商用化を目指す新たな提携を発表した。バイドゥは同社が主導するオープンソースプラットフォーム「Project Apollo」に、Intel傘下のMobileyeの「Responsibility Sensitive Safety」(RSS)と呼ばれるセーフティモデルを統合し、商用配備するとともに、「Apollo Pilot」プログラムの商用化を計画している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]