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日本株展望

株価波乱は好機?--好利回りバリュー株を選別

ZDNet Japan Staff

2018-07-06 10:39

今日のポイント

  1. 米中摩擦を嫌気した株価波乱で割安感強まる
  2. 米国、日本、中国の業績見通し変化に注目
  3. 株価下落を好機に「好利回りバリュー株」を選別

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

米中摩擦を嫌気した株価波乱で割安感強まる

 今週の国内市場では、日本銀行が9日に発表した「短観」で大企業製造業の景況感が2四半期連続で鈍化したことに加え、米中貿易摩擦を不安視した中国株や人民元が下落したことで株価が一段安となった。中国からの輸入額340億ドル相当に対する追加関税発動を6日に控え、短期投機筋による機械的な先物売りの影響が増幅したと考えらえる。

 米国の保護主義的な貿易政策で減少が見込まれる輸出を下支えするため、一時は中国政府が「人民元安を容認している」との観測も広まり、中国への投資や輸出に注力している銘柄が主導して株価が下落する場面もあった。米中貿易摩擦の激化を悲観し、実態経済への影響をグローバル規模で懸念する動きとなっている。

 とは言っても、関税発動や報復措置の導入があっても、米中政府が市場や実態経済への影響を考慮し、現実的な妥協に歩み寄る可能性もある。いずれにせよ、株価が下落したことで「業績見通し(12カ月先予想1株当り利益)」をベースにしたTOPIXの予想PER(株価収益率)は約12.9倍と13倍割れに低下した(図表1)。

 PBR(株価純資産倍率)や配当利回りで見た割安感も強まり、週央には逆張り的な買いが株価を支える場面もあった。ただ、対中関税発動期限と米雇用統計(6月分)発表が接近するにつれ、総じて上値の重い展開となっている。

図表1:日本株式(TOPIX)は割安感を強めている

図表1:日本株式(TOPIX)は割安感を強めている
注:予想PER(株価収益率)=TOPIX÷12カ月先予想EPS(Bloomberg集計による市場予想平均)
出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2018年7月5日)

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