IBMは米国時間7月18日、2018年第2四半期決算(6月30日締め)を発表した。売上高は前年同期比4%増で、同社が苦しい時代を脱しようとしている兆しとも取れる内容となった。
第2四半期の売上高は200億ドル、非GAAPベースの1株あたり利益は3.08ドルだった。アナリストらは売上高を198億5000万ドル、非GAAPベースの1株あたり利益を3.04ドルと予想していた。IBMは堅調だった第1四半期に続き、2期連続で売上高の増加を達成した。
サービスとしてのクラウド関連の年間売上高ランレートは111億ドルとなった。また、アナリティクスやセキュリティ、クラウド、「Watson AI」を含む「戦略分野」の事業は売上高が前年同期比15%増となった。
システム部門(システムハードウェアとOS関連のソフトウェアを含む)の売上高が、「IBM Z」にけん引されて第2四半期で最も高い売上高の伸びを示した。
また同社は、ハイブリッドクラウド関連の取り組みが好調であるとともに、アナリティクスの売り上げが前年同期比7%増と好調だったと述べている。
各部門に目を向けると、コグニティブソリューション部門の売上高は前年同期比横ばいの46億ドルとなった。
- グローバルビジネスサービス部門の売上高は、前年同期比2%増の42億ドルだった。
- テクノロジサービスおよびクラウドプラットフォームの売上高は、前年同期比2%増の86億ドルだった。
- システム部門の売上高はIBM Zメインフレームの販売拡大にけん引されて、前年同期比25%増の22億ドルだった。
- 通年ではフリーキャッシュフローが120億ドル、非GAAPベースの1株あたり利益が13.80ドルと予想される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。