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調査

2017年国内ITサービス市場、上位ベンダーシェアが徐々に縮小--IDC Japan

ZDNet Japan Staff

2018-08-02 10:04

 IDC Japanは8月1日、2017年の国内ITサービス市場のベンダー売上ランキングを発表した。トップ5は、富士通、NEC、日立製作所、NTTデータ、IBMの順だった。

 2013年以降この順位に変動はないが、直近の3年間で7社の占めるシェア、特にトップ5の占める比率は徐々に減少している。また、NEC、日立製作所、NTTデータの3社の売上額の差が縮小し、2017年ではほぼ横並びの状態となっている。なお、2017年の国内ITサービス市場規模は5兆5389億円、前年比成長率は1.4%だった。

 サービスセグメント別で見ると、プロジェクトベース市場では、流通における大規模案件終了の反動に自治体からの指名停止措置が重なったNECを除き、上位ベンダーはいずれもプラス成長だった。

 テクノロジアウトソーシング市場でも、大規模案件終了の反動減のあったIBMを除いて全ての上位ベンダーがプラス成長だった。特にアクセンチュアが前年比22.7%増と高い成長率を示した。

 サポート&トレーニング市場では、上位10社のうち6社がハードウェアサポート&保守でのプラス成長が寄与し、前年比増となった。

国内ITサービス市場 主要ベンダー サービスセグメント別売上額、2017年(出典:IDC Japan)
国内ITサービス市場 主要ベンダー サービスセグメント別売上額、2017年(出典:IDC Japan)

 産業分野別では、金融は銀行における大規模統合案件の終息で影響は残ったものの、総合するとランキングの変動はなかった。製造ではアクセンチュアが製薬や化学、組立製造にけん引され、順位を2つ上げて6位に上昇したほか、政府/公共においても順位を上げた。通信/メディアでは通信事業者向けが好調だったSCSK、その他ではサービス向けを中心に中小規模の案件を積み上げたTISが、それぞれ前年よりランクアップする結果となった。

 大手ITサービスベンダーの中で前年比の売上額で成長率が最も高かったのはアクセンチュアだった。デジタル変革(DX)への積極的な取り組みに加え、従来型のシステム統合やテクノロジアウトソーシングが着実に拡大。これにより、全サービスセグメント、全産業分野において2桁成長を示し、3年連続の売上額成長率1位となった。

 IDC Japanによると、国内ITサービス市場では「第3のプラットフォーム」やその上で展開される認知型/人工知能(AI)システムやロボティクスなどのイノベーションアクセラレータの活用が実用段階にシフトしつつある。その一方で、第2のプラットフォームに対する需要も根強く残り、そのためもあって人材不足はますます深刻化している。

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