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日本株展望

売られ過ぎの景気敏感株に投資妙味--世界景気への悲観は行き過ぎ?

ZDNet Japan Staff

2018-08-02 11:47

今日のポイント

  1. 貿易戦争におびえる株式市場。業績好調でも売られてきた「景気敏感株」
  2. 世界景気に対する不安は続いているが、好業績で割安な景気敏感株には買い戻し
  3. 私が今、少し買ってみたい「景気敏感株」

 これら3点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

貿易戦争におびえる株式市場:業績好調でも売られてきた「景気敏感株」

 日経平均株価は、上値抵抗線と見られている2万3000円を前にやや膠着(こうちゃく)色が出ている。貿易戦争がエスカレートしつつあるのか、「落としどころ」に向かって収束しつつあるのか、分からないことが不安材料となっている。

日経平均週足:2017年7月3日~2018年8月1日

日経平均週足:2017年7月3日~2018年8月1日

 日経平均は、7月6日に向けて米中貿易戦争がスタート(※注)する警戒感から売られ、一時2万1462円まで下がった。

 ところが、同日に実際、貿易戦争の第1弾がスタートしてからは買い戻しが増えて、反発している。

※注:7月6日は、Trump米政権が知的財産権侵害を根拠に、中国からの輸入品340億ドル(約3兆7000億円)相当に25%の制裁関税を発動すると予告していた日である。制裁関税が発動された場合は直ちに、米国からの輸入品340億ドル相当に報復関税を課すと中国は宣言していた。予告通り、米中は7月6日に制裁・報復関税を発動した。

世界景気に対する不安は続いているが、好業績で割安な景気敏感株には買い戻し

 7月6日を境に株式市場の物色動向に変化がある。

 年初来、売られ続けてきた「景気敏感株」が買い戻される一方、世界景気の影響を受けにくい「ディフェンシブ成長株」が売られ始めている。つまり、2018年の初めから続いてきた「景気敏感株売り・ディフェンシブ成長株買い」のリバーサル(反対の動き)が出ている。

 今出ている動きを説明するのは難しいが、これを無視すべきではない。

 筆者がファンドマネージャーならば、今、景気敏感株を少し買い戻してみたいところだ。世界景気の先行きに不透明感があるので、業績が中長期的に良好と考えられる割安な景気敏感株を選別して、試し買いするタイミングだと思う。

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