ミック経済研究所は、ディープラーニング技術を使った国内の画像認識ソリューション市場に関する調査結果を発表した。これによると、2017年度の同市場は19億1000万円、2021年度には551億円市場に拡大するという。2018年度は対前年比209.5%の39億8200万円となる見込み。
同研究所では、同市場が急成長していく背景として、労働力不足、異業種間の連携による相乗効果、各事業者が人工知能(AI)ビジネスの経験を横展開していくことなどを挙げている。
調査は主要ベンダー24社に面接調を行い、その個別実態を積み上げ分析したもの。さらに面接調査以外の24社の推定値を加え、全体の市場動向を予測・分析した。なお、調査24社の市場カバー率は67.4%。
ディープラーニングAI活用の画像認識ソリューション市場の推移
製品分野別で見ると、検品・検査分野では、2017年度売上高が9億6000万円となった。2018年度は対前年比194.3%の18億6500万円となる見込み。また、2021年度までには236億円市場になると予測される。
マーケティング分野は、2017年度売上高は4億円。2018年度は対前年比180%の7億2000万円となる見込み。2021年度までには65億円市場になると予測される。
測定・観察・探索分野は2017年度売上高は2億9000万円となった。2018年度は対前年比217.9%の6億3200万円となる見込み。また、2021年度までには140億円市場になると予測される。