Googleは「Google Cloud Platform」(GCP)上で選択できるGPUの一覧に「NVIDIA Tesla P4」を追加したと発表した。Tesla P4はグラフィックスを多用するアプリケーションや、機械学習(ML)の推論処理に最適化されたGPUだ。
Googleによると、この低レイテンシアクセラレータは、画像検索や、音声による対話の処理、動画のレコメンデーションといった、MLによる推論機能を活用するユースケースに適しているという。
Googleは、グラフィックスを多用するアプリケーションをサポートするために、Tesla P4および「Tesla P100」上での「NVIDIA GRID」を用いた仮想ワークステーションのサポートも追加する。また、同社はTeradiciと提携し、「Google Compute Engine」上で稼働する仮想ワークステーションを実現しようとしている。
GCPの顧客は、任意のマシンタイプに1基、あるいは複数のTesla P4をアタッチできる。現時点でTesla P4を利用できるリージョンは「アイオワ(us-central1)」と「バージニア北部(us-east4)」「モントリオール(northamerica-northeast1)」「オランダ(europe-west4)」となっており、今後さらに多くのリージョンで展開していくという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。