Salesforceは、Keith Block氏を共同最高経営責任者(CEO)に指名したことを発表した。この人事により共同のCEOとなったMarc Benioff氏の後任準備に向けた動きとみる向きもある。
Block氏は2013年に入社し、2016年に最高執行責任者(COO)に就任した。Benioff氏は声明で、Block氏は、同社を経営するにあたって「信頼できるパートナー」だと述べた。
Block氏は業務の執行能力に、Benioff氏は提示するビジョンに持ち味があり、2人はそれぞれの強みを生かすことができる。
今後、Benioff氏は技術、文化、マーケティングに関するビジョン作りとイノベーションに、Block氏は、成長、業務の執行、運用にフォーカスしてゆく。
この役割分担に聞き覚えのある人もいるかもしれない。 OracleはSafra Catz氏とMark Hurd氏を共同CEOに据え、前CEOのLarry Ellison氏が最高技術責任者(CTO)としてビジョンの作成役を担う形をとっている。
これとは別に、Salesforceは、CTOで共同設立者のParker Harris氏が取締役会に参加すると発表した。
Benioff氏はTwitterで、Block氏と共同CEOを務めることにより、年間売上高200億ドルを上回るべく、Salesforceを導いてゆけると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。