パシフィックコンサルタンツ、「SAP S/4HANA」で基幹システムを刷新

NO BUDGET

2018-08-14 11:08

 総合建設コンサルタントのパシフィックコンサルタンツは、統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「SAP S/4HANA」で基幹システムの刷新を進めている。2005年から運用している現行システムでは、新規事業への柔軟な対応や、グローバル化を目指す経営基盤の確立ができないと判断した。

 導入プロジェクトは6月から始まっている。プロジェクト管理や新たな業務設計などは、アビームコンサルティングが担当している。新システムは、同社のクラウド基盤「ABeam Cloud」に構築される。

 今回はスクラッチ開発を初期段階で候補から外し、6つの国内外パッケージから、アドオン開発の要否や運用保守の効率などを含めて比較検討を行った。

 SAP S/4HANAについては、多様な業界業種における導入実績や、事業拡大に対応する拡張性などを評価した。複数事業の経営状況を迅速に把握し、経営判断できる仕組みが持てる点も採用につながった。2017年9月にリリースされたバージョン「SAP S/4HANA 1709」で標準搭載された「CPM(Commercial Project Management)」モジュールを用いて、プロジェクトごとの収益を管理できる点も高く評価した。

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