太陽グラントソントン・アドバイザーズは、SaaS型で利用できる中堅中小企業(SME)向け統合基幹業務システム(ERP)である「SAP Business ByDesign」を導入した。中国企業の日本法人向け記帳代行サービスのIT基盤として活用する。導入期間は約3カ月間で、2018年5月に稼動を開始している。
同社は、中国企業の日本法人向けアドバイザリーサービスとして記帳代行サービスを提供している。これまで国産会計パッケージソフトを用いて記帳代行を行ってきたが、2017年夏に次期基盤の検討を始めた。選定条件は、日中両言語、勘定体系、会計基準に対応したクラウドサービスであることだった。
現在、記帳代行サービスは40社弱の企業が利用している。システム構築はスターコンサルティングが担当。今後は、利用企業の中国親会社に向けて、IT関連や会計関連のアドバイザリサービスを拡大させていく方針だ。