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"戦略的な変化を起こせたか"--レノボCIOが語る、グローバル企業の変革促すIT実現の鍵(前編)

Michael Krigsman (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2018-09-03 06:30

 多くの最高情報責任者(CIO)は、世界水準のビジネス対応力と技術的な能力の両方を求められて途方に暮れている。

 事業運営とテクノロジの両面で高度な能力を発揮できる人材は少なく、この厳しい期待は多くのCIOにとって高いハードルになっている。事業経営とテクノロジでは、必要とされるトレーニングやキャリアパスが大きく異なっていることは明らかだ。

 筆者は以前から、CIOがこの課題を乗り越えるには、人材や戦略、テクノロジの管理に、チーム指向のポートフォリオ型アプローチを取り入れるべきだと主張してきた。ポートフォリオ型のアプローチでは、現代のIT部門は企業戦略を担う機能部門であり、大局的な事業目標の実現を支えるために、経営ツールとしてテクノロジを利用すると考える。率直に言って、IT部門に対してこれ以外のアプローチを取るのは時代遅れであり、CIOの価値や競争力を削いでしまう。

 重要なのは、このアプローチは「二段変速IT」(Two-speed IT)や「バイモーダルIT」(Bi-modal IT)とは別物だということだ。二段変速ITのアプローチは、IT部門にカースト制度を生み出してしまい、スキルが高いスタッフはイノベーションに取り組み、スキルが低いスタッフはメンテナンスやその他の運用業務を行うといった風に、役割を二分してしまう。

 チーム指向のポートフォリオ型アプローチは、IT部門を中心から伸びるスポークで支えられたホイールだと捉える。全体を機能させるには、不要なスポークは存在しない。

 筆者のこうした考えは、LenovoのグローバルCIO、Arthur Hu氏へのインタビューでますます明確になった。Lenovoは、450億ドルの売上高を誇り、約5万5000人の従業員を抱える。また現在、「Fortune 500」の240位にランクインしている。

 Hu氏は今回のインタビューで、世界中に分散している巨大なIT組織をどのように管理しているかを説明してくれた。同氏の考え方は、前述したポートフォリオ型アプローチに近いものだ。同氏はまた、二段変速ITの限界についても説明し、それらの問題をどう克服しているかも語った。

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