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日本株展望

日銀がETF買いを減らすって本当?--日銀の買い手口を徹底検証

ZDNet Japan Staff

2018-08-22 10:58

今日のポイント

  1. 日銀の買い方が変わったか
  2. 株式市場で日銀の存在感がどんどん大きくなっている
  3. 2017年の最大の買い手は日本銀行
  4. 日銀の買いがなかったら日経平均はもっと安い水準にとどまったか
  5. 日銀は個人投資家の買いの機会を奪っただけ
  6. 日銀はいずれ年6兆円規模の買い付け額を縮小しなければならなくなると予想
  7. 日銀が買いを止めるとどうなるか

 これら7点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

日銀の買い方が変わったか

 日本銀行はこれまで、日経平均株価が午前中に大きく下がった日の午後に、ほぼ例外なく大口(703億円)の日本株ETF(上場投資信託)買い(※注)を発動してきた。

※注:実際の買い手口は、証券会社の自己勘定で出ることが多い。証券会社が取引所で株式現物を買い付けてETFを組成し、日銀に引き渡していると推測される。

 ところが、最近(7~8月)は日銀の買い方に少し変化が見られる。午前中に日経平均が大きく下がっていても、大口買いを出さない日もある。こうした変化を受けて、株式市場の一部で「日銀はETF買いを(現在の年6兆円から)減らし始めた」との思惑が出ている。

 最近、株式市場で「日銀が異次元金融緩和の弊害を意識し始めた」「緩和の修正を検討している」との観測が出ているところでETF買いが減っているので、思惑が生じやすくなっている。

 さて、日銀は本当にETF買いを減らしつつあるのだろうか。筆者の考えでは、日銀はETF買いを「減らしている」のではなく「柔軟化させているだけ」と考えている。これまでのように「機械的に下がった日に買う」のではなく、「日経平均が一定水準以上ではほとんど買わず、一定水準以下では集中して買う」方針に転じていると推定している。

 実際どうなるかは日銀の今後の買い手口を見ていかなければ分からない。それを考える上で、まず日銀のこれまでの買い方を検証する。

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