ガートナー ジャパンは8月22日、「先進テクノロジのハイプサイクル:2018年」を発表した。これによると、同ハイプサイクルで取り上げた注目すべき35の先進テクノロジは、人とマシンの境界を曖昧にする5つの先進テクノロジトレンドを形成する。企業は近い将来、生き残りをかけて「遍在性(ユビキタス)」「常時利用性」「ビジネスエコシステムとのつながり」に対応することになるが、その上で、人工知能(AI)などの先進テクノロジは極めて重要な役割を果たす。
同社によると、ハイプサイクルのうち最も歴史の古い「先進テクノロジのハイプサイクル」は、ビジネス戦略担当者や最高イノベーション責任者、研究開発リーダー、起業家、グローバル市場の開発担当者、先進テクノロジチームなどが先進テクノロジのポートフォリオを策定する際に考慮すべきテクノロジとトレンドを、業種横断的な視点から解説するもの。
また、「先進テクノロジのハイプサイクル」は数あるハイプサイクルの中でも独特だとしている。2018年版では2000を超えるテクノロジを分析した上で知見を抽出し、35の先進テクノロジと5つのトレンドを挙げている。同ハイプサイクルでは、今後5~10年にわたり、高度な競争優位性をもたらす可能性が高い一連のテクノロジにとりわけ注目している。
先進テクノロジのハイプサイクル:2018年(出典:ガートナー)