NECは、新たなSDN(Software-Defined Networking)コントローラ製品「UNIVERGE Network Operation Engine」と、関連するネットワークおよびセキュリティのマネージドサービスを提供開始すると発表した。同社では、これらの販売目標を今後3年間で150億円としている。
「UNIVERGE Network Operation Engine」は、ネットワークにおけるシンプルな運用、迅速なセキュリティリスク対処を実現し、運用の効率化を促進するネットワーク基盤の中核製品。ソフトウェア型のSDNコントローラで、今までSDNでは制御できなかったWi-Fi機器や各種セキュリティ機器、IoT/OT機器など、さまざまな機器の設定を一元管理できる。また、複雑なネットワーク状態の可視化や、障害発生時の状態分析による迅速な障害範囲の把握なども可能にした。
NECのLANスイッチ「UNIVERGE QX」シリーズが組み込まれた既設のネットワークでも、同製品の導入により、セキュリティインシデントの対処にかかる時間を数時間から数秒に短縮する。
UNIVERGE Network Operation Engineを中核としたセキュアなネットワーク基盤による提供価値のイメージ
ネットワークおよびセキュリティのマネージドサービスは、セキュリティ対策を重視したネットワークを提案する3つのコンサルティングサービスメニューや、クラウド上のSDNコントローラから拠点のルータ設定を一元管理し、データセンターを経由せずに外部のクラウドサービスに迅速かつ効率的にアクセス可能とする「クラウドアクセス最適化サービス」がある。
また、拠点においてマルウェアなどに感染した端末のインターネットアクセスを自動的に遮断し、感染拡大のリスクを低減する「サイバー攻撃自動防御サービス」を提供する。さらに、検知した情報の攻撃性、脅威度を分析し、セキュリティインシデントにつながると判断した情報のみを通知する「高精度分析サービス」などのメニューを提供する。
製品/サービス、価格、販売開始時期は下記の通り。
また、サイバー攻撃自動防御サービスで連携予定の製品は下記の通り。