調査

2017年の国内EAソフトウェア市場は前年比4.6%増--IDC調査

NO BUDGET

2018-08-30 09:50

 IDC Japanは8月29日、国内エンタープライズアプリケーション(EA:Enterprise Applications)ソフトウェア市場に関する2017年の実績と2018~2022年の予測を発表した。

 同市場は、Enterprise Resource Management(ERM)、Supply Chain Management(SCM)、製造管理とエンジニアリングツールのProduct Lifecycle Management(PLM)の各ソフトウェア市場で構成される。2017年の同市場規模は5142億円4400万円で、前年比成長率は4.6%。ま2022年までの年間平均成長率は4.9%で、2022年の市場規模を6536億6800万円と予測している。

国内EAソフトウェア市場予測、2017~2022年
国内EAソフトウェア市場予測、2017~2022年

 各ソフトウェア市場別に見ると、2017年は経営指標の可視化需要および販売管理が好調なERMソフトウェアが前年比5.9%増と市場成長を牽引した。SCMソフトウェアは、大企業のグローバルサプライチェーン需要が好調であり前年比3.8%成長、またEAソフトウェアの過半数を占めるPLMソフトウェアでは、サブスクリプション方式の浸透などで市場が回復し、前年比成長率が3.7%増となった。

 2017~2022年の予測については、2019年10月に予定されている消費税の増税と軽減税率導入に関連するシステム対応で、財務や販売管理アプリケーション市場が成長することや、海外拠点へのSCM展開やサービス分野を含めたIT関連投資が成長要因として挙げられている。

 IDCでは、国内EAソフトウェア市場について、消費税率変更や働き方改革に関連性の高いERM市場が、引き続き高い成長率を示すとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]