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日本株展望

嵐の前の静けさ?--日経平均は「2万3000円の壁」の手前で膠着

ZDNet Japan Staff

2018-09-03 10:34

今日のポイント

  1. 先週の日経平均は、一時2万3000円台を回復
  2. 上値を抑える不安と、下値を支える強材料
  3. 米利上げ加速の不安は低下。ただし利上げに打ち止め感が出たわけではない
  4. NAFTA見直し大筋合意で貿易戦争の不安は一時緩和、ところが中国への制裁関税上乗せの話が出て再び不安が広がる
  5. NAFTA見直しの米・メキシコ合意は、日本の自動車に逆風
  6. 日米の株式は、貿易戦争に今のところ「意外と冷静」。中国株に大きな影響

 これら6点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

先週の日経平均は、一時2万3000円台を回復

 先週の日経平均株価は、1週間で264円上昇し2万2865円となった。8月28日には、一時2万3006円まで上昇し2万3000円台を回復したが、その後、利益確定売りが増えて反落した。

日経平均週足:2017年7月3日~2018年8月31日

日経平均週足:2017年7月3日~2018年8月31日

 日経平均は、年初から大きな「三角もちあい」を形成しつつある。先週は「三角もちあい」の上抜けを試し、「2万3000円の壁」でいったん打ち返されたところだ。

 2万3000円は、5月以降3回トライして打ち返された水準で、心理的な上値抵抗線となっている。筆者は、この水準を抜けて上昇するにはまだ材料不足と思っている。今しばらく2万2000円台でもみ合いが続くだろう。

上値を抑える不安と、下値を支える強材料

 今年の日経平均の上値を抑えている二つの不安は、

  • 米利上げが加速する不安
  • 貿易戦争がエスカレートする不安

である。

 不安が強まると世界的に株が下がり、外国人の売りが増えて日経平均も下がる。

 一方、下値を支える強材料は、好調な日本の企業業績である。二つの不安が緩和する局面では日経平均は上昇する。

 過去2週間、二つの不安が緩和したことが、日経平均が2万3000円を一時回復するエネルギーとなった。ただし先週後半には、また二つの不安がやや強まった。今週の日経平均は、再び上値の重い展開となるだろう。

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