Microsoftは米国時間9月4日、かねてよりデザインの変更を発表していた「Outlook for Windows」と「Outlook on the web」の新たなバージョンを、テスターに向けて公開していく準備が整ったと発表した。なお、「Office 2019」の一部となる「Outlook」アプリのユーザーは、これら変更の影響を受けないという。
同社は今夏、「Office 365」と「Office.com」(「Office Online」とも呼ばれている)の刷新を発表していた。その際、Outlookと「Word」「Excel」「PowerPoint」に対する変更を「今後の数カ月間にわたって」展開していくとしていた。

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その際に発表された最も大きな変更は、リボンの改訂と簡素化や、アイコンの刷新、「Office」に近々提供されるアップデートを知るための新たな手段だった。
「Office Insider」プログラムに参加、あるいは月次チャネル(対象指定)を使用しているOutlook for Windowsのユーザーは、9月よりこのアップデートを利用できるようになる。その後、同社はテスターからのフィードバックに基づき、より多くのOfficeユーザーへと対象を拡大していく。
Outlook on the webを使用している場合、9月10日より「新しいOutlookを試す」ための方法として、Office.comのテスターに提供されているものとよく似た、オプトインするためのトグルスイッチが表示されるようになる。ただウェブ版のOutlookでは9月10日時点で、メールや予定表、連絡先などにおいて、直ちに利用できない機能がいくつかある。そういった機能は同社のブログ投稿で挙げられている。
Officeには多くのバージョンが存在しているため、少しややこしく感じられる点は否めないだろう。
またMicrosoftは同日、かねてから約束していた「Skype」(このアプリにも多くのバージョンが存在している)における通話録音機能の展開を発表した。この機能は多くのバージョンで利用できるものの、現時点において「Skype for Windows 10」の「Universal Windows Platform」(UWP)版ではサポートされておらず、サポートがいつになるのか、またサポートされるかどうかは発表されていない。それ以外のバージョンのSkypeを使用しているユーザーは「今後の数週間」で通話録音機能を使用できるようになるという。
またMicrosoftは先週後半に、Skypeクライアントアプリのデザイン変更を再度実施するとも発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。