富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)は9月3日、「ダウンロード最適化 for Windows Update」を発売した。2020年3月末までに20億円の売上を目指す。
同ソリューションは、Windows 10導入時の課題となるWindows Updateのトラフィック過多を解決するもの。ストレージを搭載した米Relay2製のWi-Fiアクセスポイントに、Windows Updateのファイルをキャッシュする専用アプリケーションを実装することで、更新プログラムの大容量化による適用の失敗や、トラフィック急増による業務への影響に対応する。専用アプリケーションは、FNETSが開発した。
導入前と後のイメージ
Wi-Fiアクセスポイント内に実装されたアプリケーションとキャッシュ機能を併用することで、1台目のPCがダウンロードしたファイル(KBファイル)をWi-Fiアクセスポイント「RA250」内に格納する。これにより、2台目以降はWi-Fiアクセスポイントからクライアントへのファイルの配布が可能となり、ダウンロード時間を大幅に短縮する。
また、Wi-Fiアクセスポイントからクライアント間のファイル配布となるため、社内ネットワーク回線の帯域を圧迫することなく、ネットワーク帯域の最適化を実現できる。
同ソリューションの税別販売価格は、アクセスポイントRA250(128Gバイトモデル)が18万8000円、クラウドWi-Fiサービスライセンス(1年ライセンス)が3万5000円、機能拡張オプション for Windows Update(1年ライセンス)が1万3000円となっている。