Dell Technologiesは米国時間9月6日、2019会計年度第2四半期決算(8月3日締め)を発表した。データセンター向け機器とPCがともに2桁成長を遂げて好調な決算となったことを受け、同社は通年のガイダンスを引き上げた。
第2四半期の売上高は前年同期比18%増の229億4200万ドル、非GAAPベースの営業利益は21億800万ドルとなった。GAAPベースの営業損失は1300万ドルだった。純損失は4億6100万ドル、非GAAPベースの純利益は13億4900万ドルだった。
最高経営責任者(CEO)Michael Dell氏は、同社が「テクノロジ主導の世界的な投資サイクルの初期段階」の恩恵を受けていると述べた。同氏の発言は、IT関連の他のCEOらの発言とも矛盾していない。大手IT企業のCEOらは揃って同様のことを口にしている。IT支出は堅調であり、デジタル変革やIoT、アナリティクス、クラウドコンピューティング、人工知能(AI)、機械学習(ML)が成長をけん引している。米商務省の経済分析局によると、米国の国内総生産(GDP)は第1四半期が2.2%増、第2四半期が4.2%増という成長を見せている。
インフラストラクチャソリューショングループ(ISG)の第2四半期売上高は前年同期比24%増の92億2700万ドルだった。第2四半期のストレージ関連の売上高は13%増、サーバおよびネットワーキングの売上高は34%増だった(いずれも前年同期比)。なお、ISGの営業利益は10億1200万ドルに達している。
x86サーバのほか、「Dell EMC VxRail」や「Dell EMC VxRack」といったハイパーコンバージドシステムおよびストレージシステムの販売も好調だった。
同社は、法人向けPCに対する力強い需要にも支えられている。Dellのクライアントソリューショングループ(CSG)の売上高は前年同期比13%増の111億ドルとなった。なお、法人向けの売上高は13%増、コンシューマー向けの売上高は14%増だった(いずれも前年同期比)。CSGの営業利益は4億2500万ドルだった。
Pivotal、RSA、Boomi、Virtustreamなどの他の事業の第2四半期における売上高は、前年同期比6%増の5億7400万ドルだった。
Dellは2019会計年度の通期見通しとして、売上高が905〜920億ドル、純利益が49〜53億ドルになる(いずれも非GAAPベース)と予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。