
Industroyer
2016年、ウクライナのキエフ市で電力供給が停止した。供給は1時間後には回復したが、後にこの予期せぬ停電の原因は、システムの不具合ではなくマルウェアであったことが判明した。
「Industroyer」と名付けられたこのマルウェアは、「Stuxnet以降では、産業用制御システムに対する最大の脅威」だと言われている。
ウクライナの政府関係者は、この攻撃はロシア政府の後援を受けたハッカーが、同国に対する「サイバー戦争」の一環として行ったものだと主張した。