
はじめに
スマートフォンやタブレット、ノートPCに搭載されている充電式バッテリの取り扱い方法にまつわる多くの迷信が存在している。ちょっとした注意で大きな違いが生み出されるのは確かだが、バッテリを病気になったペットのように扱う必要はない。バッテリは電力を供給する仕事をこなすために設計され、作られているため、たいていの場合はその仕事をさせてあげればよいだけだ。
しかし、ちょっとした手間をかけてやることで、充電式バッテリは何年も長持ちする。バッテリの取り扱いに注意するだけで、どれだけの違いが生み出されるのだろうか?筆者の経験を述べると、その違いはとても大きい。
筆者は、2006年12月に購入した第2世代の「iPod nano」と、2008年に入手した初代の「iPod touch」を持っており、どちらもバッテリを交換したことがないにもかかわらず、ちゃんと動作している。
また筆者は、870回以上の充電サイクルを経た「iPhone 6 Plus」も所有しており、こちらもしっかり動いている。
こういったバッテリはいつか寿命が尽きるだろうが、筆者はバッテリで損をしたという不満を述べるつもりはない。
では、リチウムイオン型充電池の寿命を最大限に延ばすにはどうすればよいのだろうか?
提供:Adrian Kingsley-Hughes