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エアバスの開発部門A-Cubedが非営利組織向けのブロックチェーン技術を発表

Asha McLean (ZDNet.com.au) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2018-09-26 06:30

 シリコンバレーに設置されたAirbusのイノベーション開発部門であるA-Cubedが、暗号通貨やスマートコントラクトを利用しようとする慈善団体や非営利団体の支援を目的とした、オープンソースの公開ブロックチェーンプロジェクトを発表した。

 「Project Heritage」が開発した「イーサリアム(Ethereum)」ベースのブロックチェーン技術を最初に利用するのは、Airbusの社会奉仕活動部門であるAirbus Foundationだ。

 A-Cubedによれば、HeritageはAirbus Foundationに対して、同組織やそのパートナーが暗号通貨による寄付の受け付け・管理に利用できる分散アプリケーションを提供する。

 A-Cubedは、「ブロックチェーン技術から大きな恩恵を受けられる可能性のある組織の多くが、リソースやスキル、知識が不足しているために、ブロックチェーンを利用できずにいる。Heritageは、そうした組織が、新たな層の支援者から支援を得るための可能性を拓きたいと考えている」と説明している。

 A-Cubedが実施した試験的なキャンペーンには、Airbus Foundation以外に動物福祉団体のHartSong Ranch Animal Sanctuaryと、Museum of Art, Design, and Entertainmentが参加した。同キャンペーンでは、この寄付プラットフォームの内部テストも行われた。

 Heritageはブロックチェーン技術の開発に関して、Unicefとも協力している。

 Heritageプラットフォームの最初の利用事例は資金集めと寄付の受付だが、A-Cubedは同じ技術を組織内のビジネスアプリケーションにも組み込もうとしている。

 同社はこの取り組みで、非営利組織が「エコシステムを継続して拡大していく」ために模倣できる基準を作りたいと考えている。

 A-Cubedは声明で、「このプロジェクトをオープンソースとしてリリースすることで、この成長が期待される分野の基準を作る、あるいは基準作りに貢献することを目指している」と述べている。

 「慈善団体の多くは、リソース不足のために望むだけの活動ができずにいる。それらの組織は、ブロックチェーン技術から大きな恩恵を受けられる可能性があるが、それは多くの場合見過ごされている。Heritageは、それらの組織が目標を達成できるように、ブロックチェーン導入を妨げるギャップを減らし、新しい形で慈善団体と暗号通貨による寄付者をつなぐ」(A-Cubed)

 寄付のデータは、寄付者が所有するERC-721のトークンとして記録される。A-Cubedによれば、Heritage経由で寄付が行われると、その情報は寄付者のイーサリアムアドレスと寄付額とともに記録される。またHeritageは、税務のための寄付証明情報の記録と発行も行えるという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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