SalesforceとAppleは米国時間9月24日、「iOS」デバイス向けに独自機能を搭載したSalesforceのCRMアプリの提供に向けて提携したと発表した。
「Salesforce Mobile App」は2019年の初めに利用可能になる予定だ。
今回の提携により、Salesforceは同社のアプリを再設計し、AppleのiOS上でネイティブなかたちで実行できるようにしたうえで、iOSの独自機能を追加することになる。また同社は「Salesforce Mobile SDK for iOS」を提供し、Appleのプログラミング言語Swift向けに最適化するとともに、Salesforceのウェブ学習プラットフォーム「Trailhead」上で開発者向けコースを提供する計画だ。
Salesforce Mobile SDK for iOSは2018年中に利用可能になり、「Salesforce Mobile App」は2019年の初めに利用可能になる予定だ。なお、「Trailhead Mobile App」はその後2019年中にローンチされる予定となっている。
Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏と、Salesforceの共同CEOであるMarc Benioff氏によると、iOSに搭載された新機能と、SalesforceのCRM向けのネイティブツールの充実により、より優れた顧客エクスペリエンスがもたらされるという。
両社によると、今回の提携は当面、iOS向けのSalesforceアプリに力を入れたものとなり、「Siriショートカット」や「Face ID」との統合とともに、「Business Chat」が提供されるという。Salesforceの「Lightning Platform」も「Salesforce Mobile SDK」と統合されるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。