Microsoftは、「Fast Ring」および「Slow Ring」のテスターに提供した「Windows 10」の最新プレビュービルド「17763」を、正式なRTM(製造工程向けリリース)としてOEMメーカーに提供し、Windows 10の「バージョン1809」とするようだ。
ただしこれは、Windows関連のリーク情報を扱い、かつては頻繁に情報を発信していたロシアのウェブサイトWzorが正しければ、の話だ。今週に入って、複数の報道が、Microsoftは9月21日にビルド17763をOEM向けの最終リリース版として正式に承認したというWzorのツイートを取り上げた。
また、最新の「WindowsUpdateBox」を調べていたWindowsファンらは、その中に「PublishedMedia id="2072" release="20181002 RS5 RTM WU」という文字列を含むXMLファイルがあることに気づいた。これは、RTMが10月2日にユーザーに提供されるかもしれないことを示唆している。
もちろん、リリース日を知っているのはMicrosoftだけだ。だが、バージョン1809が「October 2018 Update」と呼ばれていることを考えると、10月中に提供が開始されるのはかなり確かだ。
Microsoftは米国時間9月18日、Fast Ringテスター向けにプレビュービルド17763をリリースし、その後すぐSlow Ringテスターにも提供した。Microsoftはその際、「Redstone 5」の開発が完了したわけではないということをこれまでとはやや異なる表現で伝えており、それはビルド17763がRTMであることを意味しているのかもしれないとする憶測が流れていた。
このリリースは、2月から公開されてきたRedstone 5のビルドの着実な流れを締めくくるものになる。そうした流れの中で、「File Explorer」用の新しいダークテーマや、スクリーンショット撮影ツール「Snip & Sketch」、インターフェースのアップデート、ストレージ管理アプリ「Storage Sense」の改良、「SwiftKey」キーボードのサポート、「Microsoft Edge」のアップデートが導入された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。