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「Microsoft Azure」で動作するVM、およそ半分がLinuxに

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2018-09-28 10:33

 MicrosoftのAzure担当最高技術責任者(CTO)であるMark Russinovich氏は2015年に、同社のクラウド製品「Microsoft Azure」上で「Linuxを稼働させている例は4台に1台だ」と述べた。2017年には、「Microsoft Azure」上で動作している仮想マシン(VM)の40%でLinuxが稼働するようになった。そして米国時間9月27日、MicrosoftのエグゼクティブバイスプレジデントのScott Guthrie氏はインタビューで、「Azure VMのおよそ半数でLinuxが稼働している」と述べた。

 その通り、聞き間違いではない。Microsoftが誇るクラウド製品上で最も人気が高いオペレーティングシステムは「Windows Server」ではなく、Linuxだ。Windows Serverが復活することはないだろう。

 Linuxを利用しているのは、Azureユーザーだけではない。「ネイティブのAzureサービスも、Linuxで動作していることが多い。Microsoftは以前に増して、そのようなサービスを開発している。例えばAzureのソフトウェア定義ネットワーク(SDN)は、Linuxをベースにしている」とGuthrie氏は付け加えた。

 MicrosoftはさらにAzure以外でも、Linuxを活用している。

 Guthrie氏は、「『SQL Server on Linux』の同時リリースが良い例だ。当社のプロジェクトはすべて、Linuxで動くようになった」と述べた。

 Russinovich氏が3年前に語ったように、MicrosoftがオープンソースソフトウェアやLinuxに懐を開くようになったのは、それが「ビジネス上の決定として現実的」だったためだ。

 Guthrie氏は、次のように説明している。「10年以上前に、ASP.NETをオープンソース化したのが発端だ。オープンソースによって、あらゆる開発者が恩恵を受けられると判断した。(オープンソースは)あればなお良いものではなく、不可欠なものだ。単なるコードだけではなく、コミュニティーでもある。当社はコードをウェブサイトに掲載するだけでなく、ロードマップも公開して、社外のコントリビューターと連携している」

 Microsoftの元最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏が、「Linuxはガンだ」と述べていたことを考えると、今昔の感がある。しかし、20114年に退任したBallmer氏も、今はLinuxのファンだという。

 Guthrie氏は、MicrosoftとAzureのユーザーが愛用しているLinuxを明らかにすることはなかったが、「Microsoftは、Red HatSUSECanonicalと緊密な関係にある」と述べている。

 現在Azure上では、少なくとも8つのLinuxディストリビューションの動作が保証されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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