大和ハウス工業は、海外拠点向けの基幹システムとしてSaaS型の統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「SAP S/4HANA Cloud」を導入した。現在、マレーシア拠点への導入プロジェクトが進んでおり、今後も順次海外拠点に展開する計画だ。
SAP S/4HANA Cloudは、SaaS型のクラウドサービスであるため、短期間で業務プロセスを設計できる。既に国内グループ会社の会計業務でSAP ERPを運用している。今後のグローバル展開に対応する「グループ経営管理基盤システム」を構築するため、今回の導入に踏み切った。
採用ポイントとしては、早期導入が可能である点、ビジネスシナリオから必要な機能を選択して業務を標準化できる点、基幹システムを自社内で持たずに運用を外部委託できる点を挙げている。