Oracleは10月24日、企業向けのチャットボット構築・運用環境「Oracle Digital Assistant Cloud」の提供を開始すると発表した。HR、ERP、CRM、CXといった同社のSaaS製品群にデジタルアシスタントを組み込める。
Digital Assistant Cloudは、人工知能(AI)を利用してユーザーの行動とパターンを特定・学習することで、例えば、経費の承認やミーティングのスケジュール変更といった定型作業を自動化する。同社の年次カンファレンス「Oracle OpenWorld 2018」では、SaaS製品群に対するAI機能を拡充が明らかにされている。
自然言語処理(NLP)、自然言語理解(NLU)、機械学習(ML)を組み合わせることで、広範なエンタープライズアプリケーションでのデジタルアシスタントの活用を可能にする。クラウド基盤「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」上に構築する。
音声インターフェースを介してデジタルアシスタントと会話でき、Slack、Facebook Messenger、WeChatなどのメッセージングサービスに対応する。使用状況の監視や継続的な改善のための分析機能も備える。