British Airways、さらに18.5万人分のカード情報流出の可能性

Charlie Osborne (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2018-10-29 11:38

 British Airwaysが、9月初めに報告したデータ流出について追加の情報を公開した。

 British Airwaysは現地時間10月25日、データ侵害によって、さらに18万5000人の顧客情報が流出した恐れがあると述べた。犯人は、決済カード情報7万7000件にアクセスした可能性がある。これには、氏名、住所、電子メールアドレス、カード決済情報、カード番号、有効期限、CVV番号などが含まれる。10万8000件は決済カード情報が流出した可能性があるがCVV番号は含まないという。

 British Airwaysによると、2018年4月21~7月28日にクレジットカードを使ってリワード予約した人が影響を受けた可能性があるという。

 またBritish Airwaysは9月の発表当初、カード情報流出件数を約38万件と報告していたが、影響を受けたのは合計約24万4000件だとしてあらためて報告した。

 British Airwaysに対する攻撃は、「Magecart」によるものである可能性が高いと報じられている。Magecartは2015年より活動を続けており、金銭を目的とした脅威グループだとされる。TicketmasterやNewegg、Feedify、ABS-CBNなどがMagecartによる被害を受けているとみられる。

 新たに影響を受けたことがわかった顧客には、British Airwaysよりその旨が報告される。10月26日午後5時までにBritish Airwaysより連絡がない場合は、対策の必要はないとしている。British Airwaysによると、情報が不正利用された事例などは確認されていないという。

British Airways

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]