富士通は10月31日、セキュリティ企業の米Taniumとパートナーシップ契約を締結し、ネットワークセキュリティサービス領域で協業すると発表した。
今回の協業を受けて、富士通はエンドポイント向けネットワークセキュリティサービス「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICS CloudProtect リアルタイム可視化サービス」を同日から販売する。これは、PCやサーバをはじめとするエンドポイントの状態を可視化するTaniumのリアルタイム検索エンジン「Tanium Endpoint Platform」と、富士通が開発したセキュリティダッシュボードを組み合わせたもの。富士通は、2019年度末までに10万IDの導入を目指す。
リアルタイム可視化サービスの提供イメージ(出典:富士通)
同サービスは、システムの導入・運用・監視・保守を富士通が統合的にサポートするクラウドサービスで、社内ネットワークに接続するエンドポイントのパッチ適用状況、不正な通信、マルウェアの痕跡などを把握し、その結果をダッシュボードで可視化する。マルウェア感染の恐れがある端末をワンクリックで隔離することも可能になっている。
今後は最新のサイバー脅威インテリジェンス(Cyber Threat Intelligence)をグローバル規模で集約し、高度な分析を行う施設「FUJITSU Advanced Artifact Analysis Laboratory」からの情報もダッシュボードに表示するなど、サービスの強化を検討する。提供価格は次の通り。