Microsoftは先ごろ「By The Numbers」サイトを更新し、世界で使われているWindows搭載PCは15億台と報告している。このページでMicrosoftは、「Cortana」がこれまでに受けた質問の数は180億回としているほか、自社のAIの取り組み、慈善活動、二酸化炭素排出量などについても数字で紹介している。
15億台という数字は、Microsoftがこれまで発表してきたWindowsの導入状況に関する数字とも辻褄が合う。Microsoftは7月、「Windows 10」が動作するPCの数を7億台弱とした。なお、10月末には商用デバイスインストールベースの半数以上がWindows 10を使用していることを明らかにしている。
Microsoft独自の統計によると、9月時点で76%のWindows PCが「Windows 10 April 2018 Update」(バージョン1803)を動かしているという。
最新のBy The Numbersに欠けているのは、「Office」の情報だ。Microsoftは2015年、このサイトでOfficeアプリがAndroid及びiOS端末でダウンロードされた回数が1億回を超えたと発表していた(Neowinも、2015年のMicrosoft by the Numbers開設当初に発表された数字として報じている)。
Microsoftはまた、47カ国で137の個人と組織に「AI for Earth」の助成金を提供し、農業、生物多様性、気候変動、水といった環境プロジェクトへのAI利用を支援していることをBy The Numbersで発表している。Rural Airband Initiativeという、2022年までに米国の過疎地に住む200万人にブロードバンドを提供するという取り組みについても記載されている。
企業を脅威から保護するのを支援するために分析したシグナル数は、6兆5000億件に及ぶという。Microsoftは9月末、公式ブログにて、スキャンしたデバイス、ボットネットのデータ、アプリ、Bingのページ、電子メールなどを分析していることを明らかにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。