AMDが7nm、最大64コアのEPYCプロセッサ「Rome」の概要発表 - 16/18

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)

2018-11-08 11:49

 AMDは、「Zen 2」マイクロアーキテクチャを用いる次世代の「EPYC」プロセッサの詳細を披露した。

 AMDのEPYCプロセッサ「Rome」は、7ナノメートル(nm)プロセスで製造されるチップレット最大8個と14nmプロセスで製造されるI/Oダイを組み合わせており、最大64のZen 2コアを搭載する。AMDによると、これらの新チップによって、現行世代のEPYCチップと比べて、1ソケット当たりの性能は2倍、浮動小数点演算性能は4倍になるという。

 AMDはRomeについて、世界初の7nmプロセスによるデータセンター向けプロセッサになるとしている。

 Romeは、コア数が最大で2倍になるとともに、レーン数128の初めてのPCIe 4.0対応x86サーバCPUとなる。そのことによって、7nmプロセスで製造されるGPU「Vega」を中心に構築されたハードウェアアクセラレータ「Radeon Instinct MI60」など、次世代アクセラレータをフル活用することが可能になる。

 AMDは現在EPYC Romeを顧客にサンプリングしており、2019年にリリースする見通しだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]