富士通マーケティングは11月6日、RPA(Robotics Process Automation)ツールの導入支援サービスを提供開始すると発表した。
このサービスは、同社の総務・経理・購買・営業など9部門での業務自動化の社内実践で得たノウハウを、中堅企業向けにサービス化したもの。今回提供されるのは、RPAツールの機能で自動化できる業務の範囲を明確にすることを目的とした「RPA業務可視化サービス」、実行環境を構築する「インストールサービス」、自動化する業務の処理手続きを作成支援する「シナリオ作成支援サービス」の3つ。
サービスの対象となるRPA製品は「FUJITSU Embedded System QualityPartner GENEST」と「FUJITSU Software EntreQue V3」の2製品から提供を開始し、今後対象製品を拡大していく。
サービス概要(出典:富士通マーケティング)
導入検討サポートでは、事業部門と情報システム部門の支援を行う。また、情報システム部門が組織化されていない場合は、自社実践のノウハウから導入に向けたポイントを提案していく。コストや人員などのリソースが割けない場合は、サービス単位を分割して提供し、リソース状況に合わせた形でサービスを個別に適用することも可能。
RPA業務可視化サービスでは、ユーザーが対象業務の手順をシートに記載し、RPAツールの機能で対象業務の操作履歴を取得する。同社は、作業手順のリストツールで取得した操作履歴を解析し、RPAツールで自動化できる範囲を報告する。インストールサービスでは、ユーザーが用意した機器に対して、RPAツールをインストールし、動作環境の設定を行う。シナリオ作成支援サービスでは、指定された対象業務において、取得された操作履歴をもとにシナリオの作成・動作確認を行った上で、実施する運用テストを支援する。
作業イメージ図(出典:富士通マーケティング)
税別の販売価格と提供の開始時期