農作業によるストレス軽減を生体センサで計測--順天堂大とNTT Comが実証実験

NO BUDGET

2018-11-09 16:33

 順天堂大学とNTTコミュニケーションズは11月7日、農作業によるストレス軽減に関する実証実験を開始すると発表した。今回の実証では、ウェアラブル生体センサ「hitoe」などを活用する。実施期間は2018年11月16日から2019年3月31日までの予定。

 同実証は、農作業を行うことでストレス軽減を実現する「アグリヒーリング」の効果を、医科学的に確立した手法により広く普及させることを目的にしている。

 順天堂大学は、これまでの唾液摂取によるストレスホルモンの計測に加え、hitoeで自律神経をリアルタイムに計測する手法を検証する。これにより、自律神経などのデータを分析し、ストレス軽減効果を高精度かつ簡易に計測する手法とそのアルゴリズムを確立する。

 NTT Comは、アルゴリズムを反映するソフトウェアを開発し、「データ流通プラットフォーム」に組み込むことで、hitoeから得られた自律神経などのデータからストレスの可視化を行う。また、ストレス可視化アプリケーションを開発することで、スマートフォンやタブレットでリアルタイムにストレス軽減効果を確認できるようにする。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]