ノキアソリューションズ&ネットワークスは11月7日、都内で第5世代移動体通信システム(5G)をテーマにしたカンファレンス「Nokia Connected Future 2018」を開催した。5Gの大容量・低遅延などの特徴を生かしたサービスを実現する技術や製品を披露した。
5Gは、国内では早ければ2019年中にも携帯電話各社が商用サービスの提供開始を予定する。現行の3G/4Gサービスよりも大容量、低遅延、高密度の通信が可能になるとされ、これまで以上に多種多様なサービス/アプリケーションの実現が期待される。
同社は2016年の旧Alcatel-Lucentの買収を通じて、通信事業者向けシステムや製品に加え、ソフトウェアやエンタープライズ向けソリューションの事業を展開。技術統括部長の柳橋達也氏は、「エンド・ツー・エンド(E2E)の事業戦略を推進しており、通信事業者との連携や、エンタープライズへのキャリアグレードのネットワーク製品の提供、柔軟かつオープンなソフトウェア、5G普及などに向けたエコシステムの拡大に注力している」と説明した。
カンファレンス会場では、商用版の5G基地局やソフトウェアを活用するネットワークスライシング機能、4Gと5Gの遅延の違いを体感するアプリケーションのデモンストレーションなどを披露した。