富士ゼロックスは11月13日、文書改ざんの防止など組織の文書管理ガバナンスを強化できるクラウド型文書管理サービス「Smart Workstream」を提供開始すると発表した。
このサービスは、文書を伴うさまざまな業務手順や承認プロセスを業務ごとにルール化し、電子文書や証跡と連携させて管理できるというもの。決められたプロセスや証跡記録の抜け漏れを防ぎ、組織内の一元的な文書管理と業務プロセスの整流化・効率化を可能にする。
さらに、文書保管時の多様なアクセス権限の設定や、文書改ざんを防いで原本性を証明するタイムスタンプ機能により、組織が必要とするコンプライアンスとセキュリティ要件に対応する統合的な文書管理環境を構築できる。また、クラウドサービスで利用するため、どこからでも文書にアクセスが可能となる上、導入・運用コストを低減しながら、業務の実態や利用形態に合わせて段階的な拡張が可能となる。
Smart Workstreamが解決するユーザーの課題(出典:富士ゼロックス)
同社では、電子帳簿保存法への対応や契約プロセスの管理をはじめとするサービスを既に提供している。それらのテンプレートをSmart Workstream向けにも提供する。
また、同社の複合機と連携することにより、管理者が設定する処理ルールに従い、紙文書の電子化から項目データの抽出、クラウド上の文書管理データベースへの格納までを自動化するデータエントリサービスを利用できる。
Smart Workstreamの利用価格