Citrix Systemsは米国時間11月15日、職場のマイクロアプリ向け開発プラットフォームを手がけるSaphoを買収したと発表した。Citrixによると、同社の「Citrix Workspace」にSaphoのテクノロジを統合する計画だという。
Saphoは、従業員向けポータルプラットフォームのアップデートを着実に重ねるとともに、他の企業向けアプリとの統合を進めてきている。買収はCitrixにとって、Workspaceにおける他の企業向けアプリとの連携機能を強化するものとなる。VentureBeatによると、今回の買収で現金2億ドル(約227億円)が支払われたという。
Citrixの最高マーケティング責任者(CMO)Tim Minahan氏は声明で、従業員を引き留めておくうえでエンプロイー・エクスペリエンスは極めて重要だと述べている。Saphoの買収により、Citrixはそのカードを通じて、Workspaceにおけるより多くの作業を自動化する手段を手に入れる。
Saphoのプラットフォームは「Salesforce」や「Workday」「Concur」「Outlook」をはじめとするさまざまなアプリケーションと統合できる。
SaphoのテクノロジをCitrix Workspaceに統合する作業は、2019年の後半に完了する予定だ。完了した暁には、Citrix Workspaceのユーザーがログインした際に、Saphoを通じてパーソナライズされた仕事関係のフィードが表示されるようになる。こうしたフィードにはコミュニケーションや、進行中のプロジェクトに関する洞察、完了すべきタスクが含まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。