Amazon Web Services(AWS)は米国時間11月15日、AWSアカウントの所有者に向けた新たなセキュリティ機能の提供を同日付けで開始したと発表した。同機能の目的は「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)のバケット設定の誤りによる偶発的なデータ漏えいを防ぐというものだ。
AWSアカウントの所有者は同日より、Amazon S3ダッシュボードの「Public access settings for this account」(「このアカウントのパブリックアクセス設定」)セクション内に追加された4つのオプションにアクセスできるようになった。
提供:AWS
これら4つの新規オプションによって、アカウント所有者はアカウント内のすべてのAmazon S3バケットに対するデフォルトのアクセス設定をセットできるようになる。新たなパブリックアクセス設定機能によって、既存のまたは新たな公開設定(ポリシーやACL)をブロックできるようになる。
アカウントの所有者は、Amazon S3バケットに対するこれらの新規設定の適用対象として、今後作成されるもの、過去に作成したもの、または双方を指定できる。
AWSのチーフエバンジェリストであるJeff Barr氏によると、これらの新規設定はアカウントの所有者や、従業員/開発者らが、アプリレベルでのコーディングミスやバケットレベルでの設定ミスにより偶発的にAmazon S3バケットを公開してしまい、自らのデータを漏えいさせてしまうといった事故を防ぐための「マスタースイッチ」として機能するという。
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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。