Oracleは米国時間11月15日、カリフォルニア州サンノゼに拠点を置き、SD-WANテクノロジを手がけるTalari Networksを買収することで合意したと発表した。買収額は明らかにされていない。Oracleにとって今回の買収は、自社のクラウド事業を強化し、セキュアかつ信頼性の高いネットワークサービスを提供することで、デジタル変革に取り組んでいる顧客を支援するうえで役立つはずだ。
Talariのプロプライエタリなテクノロジである「Failsafe」は、Oracleの「Oracle Communications Session Border Controller(SBC)」やネットワーク管理インフラといった、固定およびモバイルのIPネットワークをまたがってセッションデータフローをセキュアにし、管理する製品を補完するものになると想定されている。Failsafeにより、サイト間やサイト・クラウド間の接続、およびあらゆるIPネットワーク上でのアプリケーションアクセスの信頼性やセキュリティが向上する。
Talariは40カ国以上で、公共機関や金融サービス、保険、小売、製造などのさまざまな業界において500社を超える顧客を抱えている。Oracleは買収完了後、Talariへの投資を継続する計画であり、Talariの製品やサービスを引き続き提供するという。
買収は2018年に完了する見通しだ。その後Talariのチームは、通信業界の顧客向けソリューションの開発や販売を行うOracleのCommunications Global Business Unit(CGBU)に加わる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。