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米ZDNet編集長Larryの独り言

グーグルのクラウド事業トップ交代、オラクル元幹部の就任で何が変わるか

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 高森郁哉 (ガリレオ)

2018-12-04 06:30

 Google Cloudの最高経営責任者(CEO)であるDiane Greene氏が退任し、後任に元OracleのThomas Kurian氏が就任することが発表された。このニュースについて、Google Cloud Platform(GCP)を利用する企業には、動向を見守り、じっくりと考える要素が十二分にあるはずだ。Kurian氏がGCPに文化的な変化をもたらし、戦略が時とともにどのように変化するのか、注目する価値がある。

 アナリストは、Kurian氏がGreene氏の後任になるというニュースを好意的に受け止めた。JefferiesのアナリストであるBrett Thill氏は、Kurian氏であればGCPを次の成長段階へ進展させることができると述べた。

 Thill氏は次のように述べた。

最近までOracleの製品開発担当プレジデントだったThomas Kurian氏は、大企業に戦略的な技術をもたらすことにおいて最高の評判を得ており、GCPを次のレベルに引き上げるのに適切な人材だとわれわれは考えている。シリコンバレーでトップクラスのテクノロジ分野の企業幹部だと思う。

 それでも疑問は残る。GCPはクラウド市場で好位置にあるが、Kurian氏には課題が待ち受けている。GCPを利用するエンタープライズ企業が考慮する必要のある主な疑問について見ていこう。

GCPは市場開拓戦略の課題を抱えているのか?Kurian氏には製品知識があり、CIOの支持を得る手段を把握しているほか、特定分野の市場のターゲティングやクロスセルのノウハウもある。Greene氏は3年間で、GCPに対するCIOの信用を高め、大規模なエンタープライズ企業にフォーカスした大きな組織を作り上げたが、セールスの観点で最高とは言えなかったかもしれない。Kurian氏はおそらく、より目立つ形で、GCPの市場開拓戦略に磨きをかけ、大勢の営業部員を補強する可能性が高い。Googleのエンジニアリングはすばらしいが、同社のクラウド部門はこれまで、一貫したストーリーと販売戦略をまとめ上げるのに苦労してきた。

Kurian氏はGCPの買収や合併戦略を加速するか?同氏は強力な戦略家であり、Googleには、CIOの共感を呼びうるクラウド分野での買収を促すような時価総額がある。ServiceNowやNutanixが買収候補になるかもしれない。

GCPは「Amazon Web Services」(AWS)や「Microsoft Azure」に対する攻勢を強めるか?GCPが3大パブリッククラウドプロバイダーに数えられるのは明らかだが、AWSやAzureのシェアを奪ってきたとは言いがたく、両サービスの成長を鈍化させているわけでもない。

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