VMwareは米国時間11月29日、市場予想を上回る2019会計年度第3四半期決算(11月2日締め)を発表した。
同四半期の純利益は3億3400万ドル(1株あたり1.07ドル)だった。これには、Pivotal Softwareに対する投資の損失1億6100万ドルも含まれている。
売上高は前年同期比14%増の22億ドル、非GAAPベースの1株あたり利益は1.56ドルだった。金融アナリストらは売上高を21億7000万ドル、1株あたり利益を1.52ドルと予測していた。
同四半期のライセンス収入は8億8400万ドルだった。また、営業キャッシュフローは9億7000万ドルだった一方、フリーキャッシュフローは7億1200万ドルだった。

VMwareの最高経営責任者(CEO)Pat Gelsinger氏は、充実した製品ポートフォリオやサービスとともに、新たに獲得した資産によって、「VMworld」開催時期を含む第3四半期の決算が力強いものになったと述べている。また同社は、「VMware Cloud on AWS」関連での勢いが高まっていることも強調している。Gelsinger氏は28日、ネバダ州ラスベガスでAmazon Web Services(AWS)が開催している年次イベント「re:Invent 2018」での「AWS Outposts」発表に登壇し、この製品はAWSとVMwareの2年間にわたる提携の成果であり、2017年8月に提供を開始したハイブリッドクラウドサービス「VMware Cloud on AWS」に続くものだとアピールした。
VMwareは2019会計年度通期の売上高を88憶2000万ドルから88億8200万ドルに、非GAAPベースの純利益を6.22ドルに上方修正した。金融アナリストらは売上高を88億3000万ドル、1株あたり利益を6.17ドルと予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。