編集部からのお知らせ
RPA導入、もう1つのポイント
「ニューノーマルとIT」新着記事一覧
日本株展望

米国の関税引き上げ見送り--貿易戦争収束か、どうなる日本株?

ZDNet Japan Staff

2018-12-03 10:18

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 貿易戦争緩和、米利上げ打ち止め接近の期待から、日米で株が上昇
  2. 2018年の日経平均は、「ボックス圏で推移」
  3. 株は、短期は材料、長期はファンダメンタルズ(景気・企業業績)で動く

 これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

貿易戦争緩和、米利上げ打ち止め接近の期待から、日米で株が上昇

 先週の日経平均株価は、1週間で705円上昇し、2万2351円となった。2つの材料が好感された。

(1)米利上げが来年にも打ち止めとなる期待が出て、NYダウが上昇したこと

 パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が11月28日の講演で、米政策金利について、「中立水準をわずかに下回る」と語ったことが材料視された。中立水準まで上げれば、利上げは打ち止めと考えられているので、「利上げ打ち止めが近い」との期待が出て、29日のNYダウが大きく上昇。つられて世界的に株が上昇した。12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)でもう1回利上げがあるのはほぼ確実と考えられているので、現在の政策金利が中立水準を「わずかに下回る」だけならば、12月に利上げすれば、来年早々にも利上げ打ち止め感が出ると解釈された。

(2)週末(12月1日)の米中首脳会談で、貿易戦争が緩和に向かう期待が出たこと

 トランプ米大統領が米中貿易戦争について「ディールは近い」とほのめかしてから、貿易戦争が緩和に向かう期待が出た。週末にブエノスアイレス(アルゼンチン)で開催されるG20の後、米中首脳会談が予定されていたため、「そこで、貿易戦争が緩和に向かう材料が出る」と期待が広がった。期待を受けて、先週は日米で株価が上昇した。

 実際、12月1日の首脳会談で、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は「2019年1月1日に予定されている関税引き上げ(※注)を実施せず、90日間延期すること」で合意した。エスカレートする一方だった貿易戦争が、緩和に向かう兆しともとれる。

※注:米国は現在、中国からの輸入500億ドルに25%、2000億ドルに10%の制裁関税をかけている。2000億ドルの輸入品にかけている制裁関税10%は、1月から25%に引き上げる予定だった。今回、中国が米国からの輸入を増やす方針を示したことを受け、関税引き上げを90日間猶予することとなった。90日間交渉を継続し、残る課題で合意ができなければ、90日後に関税を引き上げる可能性は残る。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]