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日本株展望

「逆イールドショック」で世界株安--7日の米雇用統計で利上げと金利どうなるか

ZDNet Japan Staff

2018-12-06 11:08

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 「逆イールドショック」で4日のNYダウが急落
  2. 米10年金利が3%を超えて上昇する気配を見せると株売りに
  3. 逆イールドは「景気後退の予兆」と見られている
  4. どうなる米利上げ:7日発表の雇用統計への注目が高まった

 これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

「逆イールドショック」で4日のNYダウが急落

 12月5日のニューヨーク株式市場は休場だったが、4日にNYダウが前日比799ドル(3.1%)安の2万5027ドルと急落した余波で世界的に株安が広がっている。4日のダウ急落を引き起こしたのは、米国債の「逆イールドショック」と米中貿易戦争への不安だった。

 ところで、「逆イールド」とは何かご存じだろうか? 逆イールドとは「利回り逆転」のことである。長い金利は短い金利よりも高いのが普通だ。時に短い金利が長い金利よりも高くなることがある。それが利回り逆転、つまり逆イールドである。

米国の10年、5年、3年、1年、3カ月金利の日次推移:2018年1月2日~12月4日

米国の10年、5年、3年、1年、3カ月金利の日次推移:2018年1月2日~12月4日

 4日に米国の5年債利回りは2.790%まで低下し、3年債利回り2.805%よりも低くなった。5年金利が3年金利より低いわけであるから、そこで逆イールドが起こったわけだ。逆イールドは先行き、金利が低下すると金融市場が織り込み始めたことを意味し、「景気悪化の予兆」といわれる。それが米国株の売りを誘発した。

 2018年は、9月までで0.25%の利上げが3回あった。さらに、12月19日にもう1回0.25%の利上げがあるのがほぼ確実と見られている。短期金利(3カ月)は、2018年は利上げを織り込んで一貫して上昇している。ところが、長期金利は短期金利ほど上昇していない。10年金利は4月に3%に達してから上昇していないのである。5年、3年金利も少しずつ上値が重くなっている。その結果、長い金利と短い金利のスプレッド(差)が縮まってきている。

 そして、5年、3年金利の間で、12月4日にとうとう逆イールドが生じたわけだ。それを嫌気してNYダウが大きく下がった。

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