アフラックは、12月17日からがん保険の一部の保障で開始する「即時支払いサービス」向けに「オンライン生体認証」を導入する。富士通のシステムを活用する。
「即時支払いサービス」では、がんと診断された後、生存を条件として一定期間、診断給付年金を支払うというもの。富士通のオンライン生体認証サービスは、FIDO(Fast IDentity Online)の導入で必要となるサーバやソフトウェア、クライアント側の開発支援サービス、クラウド環境を提供するもの。
FIDOの認証方法では、利用者の保有するスマートフォンなどのモバイル端末を生体情報の読み取り機器として活用するため、新たな機器の用意が不要となる。また生体情報は利用者の保有するモバイル端末に保持され、サービス事業者側では保有しない。さらに生体情報そのものを通信するのではなく、署名データのみを通信するため、生体情報を漏えいしないとする。
サービスイメージ図
これにより、アフラックが新サービス向けに開発したアプリケーションへのログインや生存確認を、生体認証(指紋認証、顔認証)での本人認証から行える。また、生存確認では、アフラックが顧客の生体情報を保有せず、強固なセキュリティのもと診断給付年金の手続きが可能になる。