日本株展望

ディープバリュー株を見直し--ディフェンシブ5銘柄+景気敏感6銘柄を紹介

ZDNet Japan Staff 2018年12月13日 11時02分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 景気先行きに不透明感がある中、ディフェンシブな大型ディープバリュー株に注目
  2. 景気敏感株にも分散投資、ディープバリュー景気敏感株から選別

 これら2点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

景気先行きに不透明感:ディフェンシブな大型ディープバリュー株に注目

 今回は前回のレポートの続きである。前回の要約は次の通りだ。

前回のレポート要約

 世界景気は2019年に減速、2020年に回復と予想。2019年の世界景気が停滞か後退か、株式市場は手探り中。日本株は前半に景気減速で低迷、後半に2020年の景気回復を織り込んで上昇と予想。日本株ポートフォリオで、今はディフェンシブ株を多めに、景気敏感株を少なめに保有すべきと判断。

 今回のレポートでは、今持つならばどのような株がいいか、筆者の考えをお伝えする。結論から言うと、「ディフェンシブな大型ディープバリュー株」がいいと思う。いきなりカタカナだらけで意味不明だったかもしれない。まず言葉の意味を説明する。

ディフェンシブ = 防衛的

 世界景気や為替変動の影響を受けにくいビジネスをやっている企業の株を「ディフェンシブ株」という。医薬品、食品、電鉄、情報通信、日用品小売り、サービス業などの業種に多い。景気が悪化するときに株価の下落率が相対的に小さいと期待される。ただし、景気変動の影響が相対的に小さいだけで、影響を受けないわけではない。また、株である以上、短期的に乱高下することもある。

ディープバリュー = 激安(とても割安)

 株価指標から割安な株を「バリュー株」という。中でも、株価指標から見た割安度が際立っているものを「ディープバリュー株」という。

 株価の割安度を測る最も代表的な指標は株価収益率(PER)である。株価が1株当たり利益(今期予想)の何倍まで買われているかを示す。PERが高いと「株価は割高」、PERが低いと「株価は割安」と判断する。東証一部の平均PERは12月12日時点で13.6倍だ。それよりPERが大幅に低い銘柄は、ディープバリュー株の候補となる。

 詳しい説明は割愛するが、株価純資産倍率(PBR)が1倍を割れている銘柄や、予想配当利回りが4%を超えているような銘柄もディープバリュー株の候補となる。

 ただし、ディープバリュー株を買ったら必ず値上がりするわけではない。株価指標で見て割安な銘柄がさらに売り込まれることもある。例えば、PERが低い銘柄が業績予想の大幅下方修正を発表するとPERが高くなるので、割安だったはずの株が割安ではなくなる。また、配当利回りの高い銘柄が減配を発表すると配当利回りが下がるので割安ではなくなる。そうなると株価が下がることもある。

 次に、筆者がディフェンシブな大型ディープバリュー株の候補と考える銘柄を挙げる。

ディフェンシブな大型ディープ・バリュー株の候補

ディフェンシブな大型ディープ・バリュー株の候補
出所:楽天証券経済研究所が作成。配当利回りは、1株当たりの年間配当金(会社予想)を12月12日の株価で割って計算。PERは、12月12日株価を今期1株当たり利益(会社予想または会社目標)で割って算出

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
月刊 Windows 10移行の心・技・体
ITアナリストが知る日本企業の「ITの盲点」
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
セキュリティインシデント対応の現場
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]