エスアールジータカミヤ(SRGタカミヤ)は、統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「SAP S/4HANA」の採用を決定。11月から導入プロジェクトを開始している。SAPジャパンが12月12日に発表した。
SRGタカミヤは、建設用の足場、軽仮設機材の開発、製造、販売、レンタル、設計、施工を一貫して行う企業。同社ではこれまで、会計・販売・生産の基幹業務を国産パッケージソフトを利用したオンプレミスシステムで運用してきた。
新システムでは、マネージド型基盤サービス「SAP HANA Enteprise Cloud」でS/4HANAを運用するほか、「SAP Ariba Commerce Automation」「SAP Analytics Cloud」も活用する。
同社では、今後、レンタルだけではなく、販売も重視し、海外進出の拡大、IoTなどのデジタルを活用した取り組みを視野に入れており、業務変革に対応できる IT 基盤の検討が必要と判断した。そこで、「経営指標の可視化(経営の見える化)」「グローバル標準化/共通化」「業務の合理化/効率化」「変化に柔軟な共通基盤」という条件を実現できるシステムを検討し、最終的にS/4HANAの採用を決定した。