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日本株展望

需給悪は乗り越えた?--ソフトバンクIPOの光と影

ZDNet Japan Staff

2018-12-21 11:24

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. リスクパリティ戦略による株式売り加速を警戒
  2. 日米市場の予想PERは景気後退を織り込むほど低下
  3. ソフトバンクが新規上場を完了:投資家に与える光と影

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

リスクパリティ戦略による株式売り加速を警戒

 今週も日米株式は底値を探る展開となった。

 こうした中、世界的に「リスクパリティ(※注)投資戦略」による売り圧力が警戒されている。

※注:リスクパリティとは:ポートフォリオに占める各資産のリスク割合を均等すること

 この戦略の資産配分(アセットアロケーション)は、資産や市場ごとのリスク(変動率)に応じて変化するため、市場のボラティリティが低い状況ではさほど注目されない。

 ところが、2018年2月以降や10月以降のように、株式市場が波乱相場入りしてリスク(例:VIX指数が示すような変動率予想)が上昇すると、資産ごとのリスクが全体で等価(パリティ)となるように売買するとされる。

 特に、資産全体の変動に影響度が大きい株式市場のボラティリティが上昇すると、結果的に「順張り」となっても株式のウエイト(配分比率)を下げるため、株式売りが加速する傾向がある。こうした場合、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)からすると過度なほど株価が下落し、結果としてボラティリティがさらに上昇して株式売りが加速する現象が「ハーディング」と呼ばれ問題視されている。

 参考までに、図表1は世界の主要資産・市場別の過去1年におけるリスク・リターン実績をマトリックスで示したものである。米国株、中国株、日本株、世界株は「リスク(変動率)が高かった割にリターン(総収益)がマイナスであった」ことを示している。リスクパリティ戦略による株式売りが日米株式の波乱を鮮明にしている状況を警戒したいと思う。

図表1:市場別のリスク・リターン実績を検証(過去1年)

図表1:市場別のリスク・リターン実績を検証(過去1年)
注:リターン=過去1年の総収益率、リスク=360日間のボラティリティ(変動率)
出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(12月18日)

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