カナダのソフトウェア企業Corelは現地時間12月20日、Parallelsを買収すると発表した。Appleの「Mac」プラットフォーム上で「Windows」を動かすためのソフトウェアとツールをさらに手に入れる動きだ。
買収の金銭的条件は非公表。
Corelは今後、Parallelsの全製品を提供していくという。これには「Parallels Desktop for Mac」「Parallels Toolbox for Windows」「Parallels Toolbox for Mac」「Parallels Access」「Parallels Mac Management for Microsoft SCCM」「Parallels Remote Application Server(RAS)」が含まれる。
Parallelsは、「VMware Fusion」プラットフォームとの厳しい競争に直面している。Corelのブランドは過去のものという感じもするが、Adobeの「Creative Cloud」と競合する製品群がある。
Corelの計画は、自社のクロスプラットフォームソフトウェアをParallelsのアプリケーションやサービスと組み合わせて、WindowsやMac、クラウド、「Raspberry Pi」など、複数のプラットフォームを扱うというものだ。
Parallelsの最高経営責任者(CEO)であるJack Zubarev氏は今回の買収契約について、企業文化が合い、この分野での革新を促進できる旨を述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。